2017

2017年みたライブ・イベント興行リスト

▽2017年1月


▽2017年2月


▽2017年3月


▽2017年4月


▽2017年5月


▽2017年6月


▽2017年7月


▽2017年8月


▽2017年9月


▽2017年10月


▽2017年11月


▽2017年12月



【私的ハイライト】

和牛、新年初漫才。鶴の恩返し→赤ずきん口裂け女。2人の「あけましておめでとうございます」に始まり、いつものネタも鶴や赤と新年に因んだおめでたい流れに。温泉に集まる老若男女に伝わる物語ネタ、箕面らしい道路事情のくだり、我々ファンが嬉しいアドリブ…今年も和牛は強い

和牛の2017年初舞台は箕面温泉。営業から始まる1年。

川西さん欠席で水田さんピンネタ出演。沼津に因んでか寿司の漫談。「相方がいないからいろんなことを考えてしまう…」を枕にネタへ。さながら落語のような江戸前の喋りと滞りない熱演に鳥肌。最初、川西さんが隣にいるかの様にいつも通り下手寄りに立ってたのが印象的。

東京グランド花月(19時)。水田さんピンネタ出演。前日の沼津と同内容。完成された物語、あの江戸前の喋りと圧倒的な芝居…圧巻。最後「…ってことを考えてました」と物語から水田さんに戻った瞬間、会場がドッと沸いて鳥肌。キャパ834の会場をのめり込ませネタの世界に連れていく強さ。凄かった。

川西さんがインフルエンザで欠席した一連。

静かなドタバタが楽しいコマダン。安定の学天即。狂気じみた山内さんの怖面白さ。和牛の強さ。山名さんのファニーな身体性。ノイローゼと強心臓の境界を走るスーマラ田中さん。誰より汗が光る全力のテンダラー。どのコンビもテレビや普段の劇場出番より魅力が伝わってきた。珠玉。
和牛は旅館ネタをがっつり15分。大半がネタを繋ぎ合わせるなか、1本勝負なのが和牛らしくてカッコいい。尺が長い分水田さんの嫌ごとが増し、その分女将の隠しきれない苛立ちも言葉数が多くなり、カメムシの件のカタルシス効果抜群。終盤ネチネチvsイライラのぶつかり合いで爆ぜるような笑い。強い。

興行の内容も、出演者も、その中での和牛のネタ選びも、最高に良かった印象的なイベント。

13時から20時までずっとアキナ牛シュタイン。もともとの面白さに、稲田さんが口にしていた「沖縄がそうさせる」のびのびとした楽しさが加わった最高の時間。ほっこり和む瞬間もヒリつく瞬間も笑いが絶えない、あの6人の雰囲気がまるっと好きだと改めて思った。

とにかく楽しかったという記憶しかない。狭い劇場でのびのびと運動会みたいなことをしていたっけ。どんどんこういうことが大会場でしかできなくなるくらいに進化していっているから、沖縄で見られて良かった。

最高だった…!カロリー消費版ドライブデート超絶笑った。過去にKOC予選でやっていたコントもあり、今の2人だからこそまた一段と面白く感慨深い。トークではコンビの通じ合う部分がみえ、共有できる価値観があるからこそ面白いんだなと再認識。和牛の魅力が詰まりに詰まってた。
会計で揉める漫才が面白かった。水田さんが言いそうな屁理屈を2人揃ってコネ合っていて、アサーティブなネタで笑った。あと熱血教師の漫才も良かった。アホな子を複数人演じ分ける水田さん、ドライブ等他のネタにも通じるポップな空気読めないキャラの凄みが増していた。和牛強い。

2016年の「FULL POWER」を彷彿とさせる楽しさ。

和牛、2年連続準優勝。惜しかった。でも、ネタが凄く良かった。伏線回収と演じ分けで技巧が光った1本目、水田さんの嫌なこと言いと川西さんの女形(おばあちゃん)そして「すいませんでしたぁ」、2人のらしさで掴んだ2本目。劇場で磨いたネタを出し切った2人がシンプルにカッコ良かった。

次こそ、漫才のゴールド免許を。これからも見届けたい。



今年の4月に転職をした。3月4月までとそれ以降で、行ったイベント数が急変している(そして夏季休暇のある8月だけ多い)のはそのためだ。

4月、どうしても新しい職場に行くのに緊張して、不安で仕方がない日があった。どうにか気を紛らわそうとして、電車の中でメガネびいきを聴いた。ちょうど豊本さんの不倫の件でなぜか飯塚さんが謝らされていた回だった。おもしろくて、気が楽になったのをよく覚えている。ずっとお笑いが趣味だったから過剰に摂取しすぎて感覚が麻痺していたけど、お笑いって本来は癒しなんだな・・・という当たり前のことに気付いたりした。

転職は、してよかった。毎日が刺激的で、この1年でずっともやもやしていたここ数年を一気に取り返すような感覚。ようやく、お金を払って笑いにいくより、自然と笑うことの方が多い生活になった気がする。とても当たり前だけど、とても健全なことだ。

ライブに行く頻度は減ったけど、変わらずお笑いは好きだ。むしろ、1回1回のライブを、たくさん劇場に通っていたときより楽しんでいる自分がいる。来年も仕事をちゃんとして、健やかに笑いたい。